田久保剛です。
1998年の初版発行当時から長年に渡って、私自身の活動の表現として最も参考とし、また活動の指針ともしてきた精神世界の名著『黎明』。
その『黎明』の著者・葦原瑞穂さんは、2016年10月2日、地上での偉大なる役割を果たし、その肉体表現を終えて高次元でのステージへと旅立ちました。
今から約18年前、初版が発行されたばかりの『黎明』を手にした私は、その内容に圧倒されつつ、貪るように、そして吸い込まれるようにその情報を学びました。
そして2002年には、奇跡のような巡り合わせで著者・葦原瑞穂さんとの出逢いがあり、様々なご縁をいただき、それから十数年の時を経て、読者の前に姿を現して活動を始めた葦原瑞穂さんの30回を越えるイベントに立ち会うことで、多くの時間を共にすることとなりました。
晩年の約3年間は、葦原瑞穂さんと共に『黎明』の情報を読者の方に直接お伝えするため、講演会活動やワークショップ・合宿セミナーなどのイベントを企画・主催させていただき、私自身も、そしてCTPeakとしても多くの時間を割いておりましたので、
昨年(2016年)10月に、地上での表現を終えた葦原瑞穂さんの肉体とのお別れを済ませた後の数日間は、寂しさや悲しみ、喪失感、ポッカリと空いてしまったような心の空洞と空白の時間に、急に秋めいてきた冷たい空気が沁みるような、もの悲しい感覚に包まれていました。
しかし、そんな気持ちと同時に、私の中に、ある想いがはっきりと形になって表れてきたのを感じたのです。
今こそ『黎明』の本質を己の使命に生かすために
私は、決して偶然とは思えない様々なご縁で、『黎明』や著者の葦原瑞穂さんと深い関わりを持ち、互いに異なる立場から同じ目的の仕事に携わってきました。
そして、葦原瑞穂さんが肉体の人生を終え次なるステージへと旅立たれた今こそ、地上に残った立場としての私自身の役割を自覚して、その役割・使命に私の人生の時間を使うべきという思いに背中を押されるような感覚が沸き上がってきたのです。
ひとつのきっかけは、皆様から届いた沢山の応援メッセージでした。
葦原瑞穂さんの逝去の翌日、ご縁のあった方々に、メールやブログを通して訃報をお伝えすると、本当に多くの『黎明』読者の方々から、心のこもったメッセージを頂きました。
その中には、私との縁で『黎明』を知った方も多くいますし、『黎明』を通じて私と縁の繋がった方々も多くいます。
また、この出来事をきっかけにして、改めて『黎明』に向き合い、学びを再スタートされた方も多くいらっしゃるようです。
そして、沢山のメッセージの中には、私への励ましの言葉以外にも、まだ葦原さんの逝去を受け止めきれずに不安定な状態になっている方、拠り所を失ったような喪失感や悲しみに苛まれている方、もしくは、ご自分なりに前向きに捉えてようとはしているものの、やはり直接多く関わった、私やCTPeakの見解、解釈、捉え方に関心を寄せられる方も沢山いらっしゃると感じました。
更には、葦原瑞穂さんから託されたであろう役割として、私、田久保からの『黎明』の情報や学びの提供を求める声も数多くいただいたのです。
そこで、これまで葦原瑞穂さんと深いご縁があり、葦原さんの逝去の際の様々な後処理にも深く関わることになった私自身が、この出来事をどう受け止め、また、これまで『黎明』から学んだ事を、この地上に残された者の使命として、どのように解釈しどのように生かしていくのかという、私自身の捉え方をお伝えすべく、葦原瑞穂さんと共にイベントを行う予定だった日程を利用して、追悼イベント(黎明・田久保剛セミナー)を、東京で2回開催いたしました。
この追悼イベント【黎明・田久保剛セミナー】は、開催を決意した直後の私の予想を遥かに上回る、大変多くの方にご参加いただき、2回共に当初の予定席数からかなり増席したにもかかわらず、会場は満員の人で埋め尽くされました。
そして、そこにご参加いただいた皆様には、『黎明』の情報を今後の人生に生かす大いなるヒントを掴んで頂けたと思います。
この東京での【黎明・田久保剛セミナー】参加者の声を一部ご紹介いたします。
「日々自分の周りに愛を送る」
葦原先生の素顔を初め、発信されていたメッセージを田久保さんの言葉でわかりやすく説明していただけたのが良かったです。
「黎明」は、わかりやすい部分と、難しい部分があって、自分ではどのくらい理解できているのか気になっていたので、今回の機会はありがたかったです。
「日々自分の周りに愛を送る」ということを心に留めて生活しようと思いました。
(K.I.さん・女性)
「黎明の偉大さ」
葦原先生の人柄を含めて、いろんなお話しを聞くことによって「黎明」の偉大さを再認識させて頂きました。これからも読み返して日常に活かしていきます。
(M.N.さん・男性)
「エネルギーをいただけた」
葦原さんの知られざる一面をいろいろ話していただきまして葦原さんにとても親しみを感ずるとができました。音楽(ノクターン)、本当に素晴らしかった。「愛」ただただそれだけなんだと全身包まれる優しさに感謝の心が湧いてきます。
田久保さんのひと言ひと言の中にも愛があり、何かあたたかさの中から生じるパワーにエネルギーをいただけたような気持です。
(M.M.さん・女性)
「新たな発見、気付きがあった」
葦原さんの近い所で時間を共有された田久保さんのお話はとても楽しく、新たな発見、気付きもあり、貴重な時間でした。田久保さんの人間味にも触れられて… ありがとうございました。
(T.N.さん・女性)
「大変満足して学ぶことができた」
大変満足して学ぶことができました。参加者の識別心を信頼しているという言葉と私たちが知っていながら巻き込まれない姿勢を持つこと、とてもこのベースが大切であると腑に落ちた。田久保さんのスタンスにも好感が持てた。
(R.H.さん・女性)
「想像以上にとても有意義なセミナー」
想像以上にとても有意義なセミナーでした。そして居心地も良く楽しかったです。
「黎明」との出会いは10年以上前なのですが、凄い本だと思いつつしばらく遠ざかっていました。今回セミナーに参加させて頂いて、改めて「黎明」と葦原さんの凄さを感じました。
(Y.K.さん・女性)
「葦原さんの想いが全て語られた」
参加するまでは、生前中にお会い出来ず、とても残念に思う気持ちが強かったのですが、今日一日、お話を聞いてそれは払拭されました。田久保さんを通して、葦原さんの想いが全て語られたように感じました。今日の内容は盛り沢山で、初めての参加でしたが腑に落ちたことが多くありました。感謝申し上げます。参加して本当に良かったです。
(R.T.さん・女性)
「惜しみなくありのまま丁寧に」
和気藹々とした雰囲気の中、全ての質問に惜しみなくありのまま丁寧にお答えくださるご様子に、やはり、葦原先生は田久保さまに託していかれたのだと確信致しました。
本日参加できましたことの全ての流れに感謝し、ますます大切に残されたご本を紐解きます。
(N.Y.さん・女性)
「話題がタイムリーで励みになった」
やはり「黎明」の意識が強く流れているようで、和気藹々とした空気が非常に心地よく、私が「黎明」の講演会で生まれて初めて見た人のオーラも今日は田久保さんの周辺に見えまくりでした。でてくる話題も自分にとってタイムリーで、今、低調になっている自分にとって、とても励みになるものでした。
(H.T.さん・男性)
「パワーを得られた」
今回、田久保さんのお話を伺っていて、「黎明」の中で忘れていた事などを思い出し、またお辛いことが大きかったでしょうに、田久保さんのバイタリティ、エネルギーが感じらて、とても楽しく、パワーを得られました。
(M.Y.さん・女性)
「葦原先生のお手伝いを感じた」
「黎明」に対しての田久保さんの熱い想いと葦原先生の思い出と共に日常で普遍意識を顕現していくことの重要性に気付かせて頂きました。改めて田久保さんから直接お聞きするとエネルギーが違うな、と感じました。この会場に葦原先生が普遍意識を顕現するお手伝いをして下さったことを感じました。
(K.S.さん・男性)
「会場にいらっしゃる様な感じ」
一度は葦原先生の講演会に参加したいと思って居りましたが実現できませんでした。しかし、今日は葦原先生がこの会場にいらっしゃる様な感じがしています。自分の日常生活の過ごし方に色々ヒントを頂けてとても参考になりました。
(S.A.さん・女性)
「グレーの部分が、よりはっきりした」
きめ細かい情報を説明頂きありがとうございました。葦原先生の背景、セミナーなど今までグレーの部分がよりはっきりして大変参考になりました。
(O.Tさん・男性)
「本当に貴重で嬉しかった」
葦原さんと親しかった田久保さんだからこそ知っているお話しが聴けて嬉しかったです。初めての講演会の録音が聞けたのは本当に貴重で嬉しかったです。大切で重要な事を確認出来ました。田久保さんが選んだ「読者に語りかける」部分の抜粋はとても参考になり、他の部分の解釈も聞きたくなりました。
(M.T.さん・女性)
「高次で我々を助けて下さっている」
葦葦原先生が、田久保先生とのタッグで、2014年はじめて私たち読者の前に姿を現してくれた講演会を思い出し、やはり寂しく「いやいや、ご本人だって本の中で表現領域が変わるだけだと言っているではないか」と自分を説き伏せ、改めて葦原先生と田久保先生に感謝を深くしております。更に重要なお役目につき、高次で我々を助けて下さっているのでしょうね。つまりはそれぐらい時間がなくなっているということなのかもしれないですね。途方に暮れず今日改めて学んだ事を心して持ちかえります。
(S.K.さん・女性)
「時空間が一気に埋まった」
葦原先生が急逝されてから、ぽっかり空いていた時空間が一気に埋まったように感じました。失ってしまった存在の大きさばかり意識が向いていましたが、田久保さんがしっかり引き継がれている事を改めて認識致しました。今後もCTPeakと学びを深めて行きたいと思います。
(I.H.さん・男性)
「今まで教えていただいた事の集大成」
今まで教えていただいた事の集大成として今日ここに来て、また再認識させていただきました。生活一つ一つに心を込めてやる事、自分が周りに光を放つ事、実行していこうと思います。自分の中心を失った様に感じていましたが、自立してしっかりと歩みたいと思います。
(K.K.さん・女性)
このセミナーは当初の混乱した状況等、諸事情によって、東京での開催となりましたが、関西方面の『黎明』読者の方々からのご要望も多く頂いておりましたので、スケジュール的に一段落ついた今回、満を持して大阪での開催の運びとなりました。
そして、今回の大阪開催のセミナー内容は、昨年11月27日に執り行われた「黎明・葦原瑞穂氏を送る会」の時に公開された秘蔵映像などの情報も追加し、また、葦原瑞穂さん逝去後の4ヶ月近い月日を通して、より明確になってきたことなどを加えた最新バージョンでお届け致します。
このような、『黎明』の理解を深め、それぞれの読者の方々のお役目に生かす為の情報、ヒントをお伝えさせて頂くことこそが、葦原瑞穂さんの活動を支え、最も近い場所から最も数多くのイベントに関わらせていただき、長い時間を共有させていただきながら『黎明』とその著者・葦原瑞穂さんを見つめ続けた私に託された使命なのだと感じています。
『黎明』が読者に託したメッセージ
葦原瑞穂さんが地上での使命を全うした今、その使命のバトンを引継ぎ、地上に残った『黎明』読者である私達の使命を知る上では、終章の最後の文章に大きなメッセージが秘められていると私は感じています。
最後に地球上の生命の全個的表現と、宇宙全体に対する最大の奉仕のために、読者の方々ひとりひとりを通して、「私」すなわち普遍意識が自覚に至り、それぞれの方々の役割を成就されますことを、普遍意識よりお祈り申し上げて筆を置きたいと思います。